『皮から国産』 -skin comes from Japan- <一点物 (再製作不可)> material: 鹿革(蝦夷鹿)/ 漆(黒呂)/ 柿渋(石川県産)/ 真鍮(金具) / 鋼(鋸刃)/ 鹿人工腱(糸) price: 参考価格 ¥85,000~ / フルオーダーメイド「ウォレットセット小」 先日バイクで奈良県の山奥を放浪中、工場地帯に迷い込みました。 そこは鞣し(皮を革にする)工場の密集地でした。 そこで出会ったタンナー(鞣しをする場所、職人)さんに特別に譲ってもらった鹿革。 なんと、北海道のエゾシカです。 このタンナーさんは直接北海道の猟師さんに皮の剥ぎ方を指導し、 害獣として駆除された蝦夷鹿の皮を仕入れていました。 肉は地元の人たちが、皮は専門の職人が恩恵を受けるとても自然な、 それでいてクオリティーを保てるプロセスです。 現在国内に流通しているキョン(中国の小型の鹿)とは革の厚みも感触も全く異なり、 ふっくらとした表面とコシのある繊維、それでいてキメの細かい裏側など、 握ったり撫でたりとついつい触りたくなる質感です。 その蝦夷鹿の革を用いて制作したウォレットセット(二つ折り財布とコインケース)。 海外にも視野を向けながらも、日本の文化を重んじるお客様からの注文。 今回は日本古来の革である「鹿革」をMLWK史上初めて選択しました。 小銭入れのデザインは巾着から取り入れ、金具から手作業でお作りいたしました。 意外な出会い、意外な素材、 「あ〜、それ知ってる」要素から「なんだこりゃ!」 を生み出すブランドであり続けたいと思います。
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Kei Arabuna /ケイ・アラブナ Archives
June 2022
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