『気品に潜む遊び心』 "Handbag " (唯一無二オーダー) T様 material: 牛革(コンビ鞣<外革>、フルタンニン鞣<内革、ベルト>)/ 真鍮無垢材 / 本漆(上生) / 柿渋(岐阜県産) / 鹿人工腱(糸) ・ 奥様へのプレゼントとして、ハンドバッグを唯一無二オーダー*にてご注文いただきました。 (*唯一無二オーダー:ご予算、サイズ感だけをご指定いただき、デザインや素材は全てお委ねいただく究極のご注文システム) ご主人と共にご本人様と直接ご対面し、そのお優しくも的確なお人柄と時折拝見する遊び心をハンドバッグのデザインとその構造に落とし込みました。 直線の中に要所要所で垣間見える曲線。八角形に形取られた底。 シンメトリーとアシンメトリーを全ての面に織り交ぜました。 ストッパーの役割を担う金属のジッパーチャームは、真鍮無垢材からの<削り出し→手打ち鍛造>にて制作。 ベルト部分には、通常よりも深い鞣の上質でしっとりとした、フルベジタブルタンニン鞣牛革の背中部分のみを使用致しました。 ・唯一無二オーダーをご注文のお客様には、V.I.Pカードを製品完成時にお渡ししております。 こちらは制作途中で随時撮影した画像をご覧いただけるダウンロードリンクが記載されており、縫製後の表からは見えない隠された箇所なども掲載されております。また、型紙から素材まで全てを当工房にてストックしておりますので、万一の破損などでもすぐにお直しが可能です。 ・ ・ ・ お客様がご使用になられて、そこからが物語の始まりとなるLBKのレザーアイテムを私自身が毎度ワクワクしながら手を動かして一点一点に取り組んでおります。 情報が多く行き交うこの時代に、当工房のアイテムをお選びいただける事へ大変感謝申し上げます。 今後も過度に宣伝や広告を一切する事なく、ひとつひとつの"出会い"を大切にして参りたく思います。
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Watch Belt which is made of Japanese traditional technique "Shippi/ 漆皮". The size is only fits on your wrist since the only one hole is made as your order. material: cow leather/cordovan(horse butt), brass, persimmon tannin, Japanese lacquer(urushi) technique: hand sewn, hand dye price: $131.5~(USD) / ¥15,000~ 伝統工芸技法により作られたオーダーメイドの時計ベルト。 たった一つの穴は、あなたにしか合いません。 お渡しする際に工房にて開けます。 小松革工芸店 / LEATHERS by Kei Arabuna 〒923-0825 石川県小松市西軽海町1-102 / 10:00-22:00 電話予約制 / 070-5063-2469 New created 2021 OCT. 2021年秋モデルより、今までの真鍮無垢素材に加え「silver925(シルバー)」「14KGF(14金ゴールドフィルド)」の素材を追加しました。 新素材に新技法を加えお客様お一人おひとりに合わせたカスタムを行なっております。 ご購入後でも承りますので工房までお持ちくださいませ。 また、イヤリングへの交換をその場で無料にて行っております。 工房へ直接お持ちいただくか郵送くださいませ。 *但し郵送の際はお客様に往復共に送料をご負担お願い致しております。 ・ ・ ・ LBKのジュエリーは八百萬本舗(石川県金沢市)、小松革工芸店(石川県小松市)でご購入いただけます。 Shop in Yaoyorozu-honpo (Kanazawa) and Komatsu Leather Store (Komatsu) only. AMAPOLA FES 2021 2021年10月9日(土)・10日(日) 10:00-17:00 入場無料(状況により入場制限あり) Live :1日2回(午前11:30~・午後15:00~)DJ 10:00~ 場所:登録有形文化財 旧宮島村役場 (studio-tao福島宅) 〒932-0033 富山県小矢部市芹川963-1 『Motorcycle Saddle Bag -YAMAHA SRV250』 (唯一無二オーダー) E様 LEFT:SB-SRカスタム(W310 x D110mm)、工具収納ポケット付き RIGHT:丸箱型(φ370 x D110mm) 革:本漆染め牛革〈LBK鎧革〉 金具:真鍮(鋳造、手打ち鍛造)、ステンレス、銅(リベット) 糸:鹿人工腱手縫い 唯一無二オーダーにてYAMAHA SRV250のオーナー様よりご依頼いただいたサドルバッグです。 事前にサイズ感や大まかなデザインを事前にお送りいただいた写真を元に提案させていただいた上で、「春までに」というご要望納期をいただき数ヶ月かけて制作に取り掛かりました。 丸型(右)の方は後方に取り付けられたドイツホックによりワンタッチで開閉できます。 美錠金具の取り付けには4ミリ厚もの革を溝掘り加工し、0.1ミリ単位で合わせぴたりと納めました。 また、金属加工室を併設している当店では、取り付けバイク専用にオリジナルステーやウインカー移設加工、サドルバッグサポート(ガード)の制作取り付けも承ります。 今回はウインカー移設のためステーの制作、配線延長加工、バッグサポート取り付けを当店で行わせていただきました。 例え見えない部位でもバイクの全体感やバッグとの相性など、美しさと機能性をしっかりとトータルプロデュースできるのもバイクに多大なる恩恵と感動を受けている私の意地でもあります。 工具ポケットには「昭南皮革社多脂ベンズ」をグレージング加工し、車体取り付け用ベルトには車体と同色の深緑の「マズール社ルガトーショルダー」を贅沢に使用。見えない部位ではありますが、気品と充実感にはとても重要なところです。 また、どちらのバッグも取り外したらショルダーバッグやバックパックとして持ち歩けるようになっています。 内容量はどちらもA4サイズがすっぽりと収まり、ツーリング用品やメンテナンス道具も充分に収納可能。 末長く共にするバイク。私自身、初めて買ったバイクを今でも大切に酷使しながら乗っており、いろいろな思い出を共に歩んできました。 友人との楽しいツーリングや洒落たレストランでの食事、崖からバイクごと滑落したり年に数回の台風の中での長距離移動など、私の少ない経験の中ではありますが想定しうる全てのシーンに対応できるよう一つ一つのアイテムを一人でひっそりと制作しています。 ご相談、ご質問、お見積もり依頼は一度「CONTACT」よりお問い合わせください。 参考価格:¥96,250~(片方)、¥165,000~(左右セット) 現在の対応可能車種:〈YAMAHA〉 SR400/500, SRV250 〈HONDA〉 Rebel MC13, Steed400 〈SUZUKI〉 TEMPTER ST400v, ST250 〈KAWASAKI〉 250TR, エストレヤ 〈Harley Davidson〉 XL883/1200 〈Triumph〉 Bonneville T100/T120/NEW 〈BMW〉 K100/RS/LT *その他は車両持ち込みいただければ全ての車種に対応可能です。 改めましてE様、この度は貴重な機会をありがとうございました! 安全運転で充実したバイクライフを! Kei この度、石川県小松市の海と山の間、どちらかといえば山手の住宅街に「小松革工芸店」をオープンいたしました。LBKの工房も全てこちらに移転いたしました。 なぜこのタイミングで直営店を開いたのかと申し上げますと、「なんとなく」です。 今禍が流行する以前から当工房はアポイントメント制でしたので、入口にマスクと除菌液が置かれた以外は変わりはございません。 店舗前には駐車場を完備しており、バス停から敷地内は徒歩3歩でございます。 遠方よりお越しの際も以前より交通の便が良い立地となっておりますが、建物2階となりますので階段はご容赦くださいませ。 広い店内には今なお制作のため現役で使用されております古道具や、ケイ・アラブナのアンティークコレクションと共に小松市が世界に誇る革ブランドや現代アートと職人技による器などを心ゆくまでご覧いただけます。 プレゼントや贈り物のためのラッピングや宅急便発送も承りますのでお気軽に御用命ください。 皆様の御来店を心よりお待ち申し上げます。 〒923-0825 石川県小松市西軽海町1-102 ph. +81(0)70-5063-2469 open. 10am - 10pm A new leather goods store in Komatsu City, Ishikawa Prefecture, which combines "natural materials" and "traditional crafts(KOGEI)", has opened. We select crafts that no one has ever seen, including our brand, which has been certified by the city as a new tradition. Please luxuriate in these wonderful works after the reservation in advance. 『LW-19sp CUSTOM (蝶番長財布)』 (カスタムオーダー) N様 カスタム内容 ・コインポケット追加(スイス製riri社) ・外革片面コードバン(長野県) ・留ホック(イタリア製Fiocchi社) LW-19spをベースにご要望のカスタム内容に合わせて制作致しました。 「大きめのコインポケットを」とのご要望に添いつつ極力全体のデザインを崩さぬように型紙を設計し、カバン収納時でも開いてしまわぬよう柔軟に厚みに対応できる留ホックを使用しました。 LW-19spの外革のそれぞれがコードバンと牛革という初めてのご注文内容でしたので試行錯誤しましたが、やはり「硬めのコードバンの内側はカード入れ、柔らかく経年変化する牛革はコインポケット」にしました。 無茶振りは割と好きな方です。 基本的に「無理」と言うことはございませんが、「それはあまりお勧めしない」という点はご注文前にはっきりと申し上げますので一度お気軽にご相談ください。 『鑿ケース&手斧(ちょうな)ケース』 (唯一無二オーダー) 「1番にならなくても、唯一の存在でありたい」 それが僕が常に考えていること。自分自身そうでありたいし、だからこそ誰かを見た時にその人にしかできないこと、その人の特徴を明確に見出したいと思う。一番を売るのは簡単だけど、唯一を売るのはとても難しい。なぜなら誰もが既を持っているから。だからこそやりがいがあり、僕がやる意味が存在する。僕にしかできないことで、あなたにしか合わないものを生み出す。 職人にとって道具とは手となり足となる。研ぎが少し狂うだけでその感覚は変わり、仕上がりにも大きく変化する。そんな道具を入れるための腰袋を制作しました。幸いにもお客様は左利き。僕も鑿は左使いです。なので鑿入れは右腰につけます。絶妙な角度や研いだ後の刃の変化した姿などを考慮し、そう手縫いで仕上げてあります。どれだけ鋭利に研いだ日本刀でも裁断することのできなかった古来の革鎧。その技法を使い、すべて天然素材、手作業でおつくりいたしました。 どんなものでも貫く鉾と、いかなるものも通さない盾。その鉾も手入れせず錆びて朽ちていれば何も貫けないし、硬さだけを追求した盾であれば何かしらは通ってしまう。対象に合わせて鋼を変え、砥石を変え、鎬角を変える。対象に合わせて金属なのかケプラーなのか濡らした布なのかを選択する。 頭を柔らかくして今後も一つ一つの制作に取り組みたいと思います。 『趣き・遊び・嗜む』 -aesthetic folded wallet- <唯一無二オーダー> T様 (再生産不可) material: 牛革(クロム鞣<外革>、タンニン鞣<内革>)/ 馬革(コードバン) / アルミ板 / 本漆(黒呂) / 柿渋(富山県産) / 鹿人工腱(糸) 以前、唯一無二オーダーにてロングウォレットを制作させていただいたお客様からのご注文。 この度は仕事用・私用でお財布を分けるべく、私用のポケットサイズのものをご用命いただきました。 両者の共通点を保ちながらも相違点を大きく持たせるべく、今回はLBKの鎧革2種を用いて新たなデザインと技で制作させていただきました。 360度開く革のみで作られた蝶番状のカード収納部には、複数のICカードが磁場干渉しないよう、手作業で加工したアルミ製の板が仕込まれています。 LBKの革工房と造形アトリエを往復しながら適切寸法を割出していきます。 閉じた際の厚みや大きさは、お客様から伺った内容やご注文時のお召し物などから適切なサイズを導きだします。 それらを実現させれには手作業による細部の漉き加工や、均一の縫い幅による1ミリ以下の精度が必要になります。 デザイナーでも在り、つくり手でも在り、芸術家でも在り、研究者でも在るケイ・アラブナならではの一品です。 この世にひとつだけの革アイテム。 それはこの世にひとりしかいないあなたのために、最高品質でお創りさせていただきます。 2日間のイベント、無事終了しました。 たくさんのご来場ありがとうございました。 私のこれまでの10年近い作家活動の中では何十回と展覧会を開いていますが、「自分の場所」で公のイベントを開いたのは初めてです。ギャラリーや美術館での展覧会とは違い普段の自分のテリトリーを公開するのは初めてだったので緊張して始まるまでソワソワ、ドキドキ。 そんな中、両日ともオープンと同時にご来客。オープンしてから準備しようと思っていましたが全然追いつかず。それでもワークショップは子どもから大人まで、たくさんの方に喜んでいただけたようで嬉しい限りです。 実は今回の目的はご近所さんや、友人に「私が普段何をやっているか」「どうゆう人に囲まれて生活させてもらっているのか」という事も紹介したかったのです。 普段から遊びに来てくれるお客様同士が意外な相手と繋がるのも工房ならではの事だったので面白かったです。(ただでさえマニアックな工房ですので、ある意味ここに来る人たちの相性がいいのは必然かもしれませんが。) 今回ゲストとしてワークショップでお呼びさせてもらったTASTE&SCENT(テイスト アンド セント)のアヤコさんは、私が直感で友人に「知ってほしい」と思った方です。 特に「ものづくり」「オーガニック」「魅力的な人」という点に興味・関心のある人は。今回来れなかった方も金沢の実店舗であるカフェに是非→https://tasteandscent.gorp.jp 改めて、ご来場の皆様、ご注文いただきました皆様、関係者の皆様に感謝申し上げます。 ありがとうございました! <後日談> ・工房とショップが併設したお店を持ちたくなりました。どなたか都内にいい物件あったら教えてください。 |
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Kei Arabuna /ケイ・アラブナ Archives
June 2022
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