以前、父が初任給で買った当時のSEIKO社製の腕時計を貰いました。 その時はベルトがついておらず、いつの日か作ろう作ろうと思いながら時が経ちました。 主張的過ぎず個性を放つ四角いフォルムに薄い文字盤に合うべく、黒のパイソンで仕上げました。 自分しかつけないので穴は一つだけ。 人一倍細い手首に合わせ、ベルト余部や金具の位置は日常生活の妨げにならないように設定しました。 初任給というものを体験したことはありませんが、モノから伝わるその時の想いをじっくりと感じようと思います。 ・ ・ ・ 特注時計ベルトのご注文、ご相談の際は文字盤をお持ちください。 <特注時計ベルト:¥28,000~(蛇革)、¥15,000~(牛革)> <革工房 所在地> 〒923-0835 石川県小松市西軽海町2丁目58 その他レザークラフト、革工芸のお問い合わせは随時受け付けております。 遠方のお客様も喜んでご対応させていただきます。 ご質問、ご相談はCONTACTよりどうぞ。 An old watch from my father. The thoughts are passed down through this and it encourages me in new way. Watch strap, made with traditional leather technique of samurai armor in Japan, is waiting your order in Komatsu Ishikawa Japan.
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「妖艶な美と共に」 -Bewitching- <唯一無二イヤリング> K様 ※再生産不可 material: 蛇革(オリジナル手染め)、真鍮(手打ち鍛造)、金粉 、銀粉 定番アイテムでご用意している「Earrings」シリーズをご覧頂いた方からのご注文でした。 ジュエリーのオーダーメイド、しかも唯一無二オーダーはとても新鮮でした。 LBKの「唯一無二オーダー」とは、お客様と直接お話ししてから私がその方をイメージして主観的に創る、本当の意味での唯一無二をお手にできるオーダー方法です。 今回は、私にとって初めての試みを行いました。 「蛇革」の「染色」です。 白い水蛇(小型の蛇。革が薄くタッセル状にするとふわっと軽やかさが出せます。)の革を数種類の染料で染め上げ、表面にはそれぞれの部位に合わせて金粉、銀粉を蒔絵(漆の上に金彩を施す技法)の要領でさっと乗せました。 女性のアクセサリーを「唯一無二」でお作りする機会も滅多にありませんが、 中でも今回は絶対に「色」が欠かせませんでした。 様々な試作を作りましたが、どうもぱっとせず試行錯誤を重ねた結果、染色から自分で行おうと踏み出しました。 やっと自然なグラデーション、色の組み合わせがイメージに繋がり、完成に至りました。 新しい試みの末に見出せた新しい表現方法。 K様、貴重な機会をいただきありがとうございます。 |
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Kei Arabuna /ケイ・アラブナ Archives
June 2022
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