『懐紙入れ / 通帳入れ』 <新・定番アイテム> material: 牛革(クロム鞣)/ 本漆(黒呂) / 柿渋(富山県産) / 鹿人工腱(糸)/ ポリエステル(マチ) 茶会の際には懐紙入れに、普段は通帳とカード入れになるケース。 懐紙や袱紗に革の匂いがつかないよう、独自の鞣しで仕上げられた牛革を使用しています。 マチは日本伝統技法「千鳥がけ」にて縫製し、内容物に厚みが柔軟に対応します。 マチの色は茶とベージュの2色。 サイズは男性用、女性用それぞれお作りいたします。 実際にお手にとってご覧になりたい方は7月8日〜23日の期間限定店舗にてご覧ください。
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『美しくタフな道具入れ』 -tool bag for motorcycle - <セミオーダーメイド品> material: 牛革 / 柿渋(富山県産)/ 鹿人工腱(糸) 表面には、しっかりとした厚手の牛革を数種類の柿渋にて染めました。 熟成年数の異なる柿渋で何層も染めることにより、奥域のある美しい木目調と耐水・防腐強度を高めることができます。 縫い糸は鹿の人工腱で全て手縫いで縫製しています。 通常使われる麻糸の何十倍もの耐摩擦強度を誇ります。 無骨な道具を入れ、バイクに付けっぱなしだからこそ必要となる強度。 ※この革は私自身のバイクで5年もの間、ノーメンテナンスで雨風雪直射日光に耐え、今もなお使用しています。 ジッパーには当ブランドが好んで使うWALDES。 かつて世界初のジッパーメーカーであるTALON社がアメリカに存在していました。 メーカーが消滅後に、同じ機械で作った日本製のジッパーです。 半自動ロック機能付きの優れものです。 ジッパーポケット内には様々な小物を入れることができます。 ご希望であればM6のボルトが数セット入るくらいの小物入れをお付けします。 (※ハギレが出た場合のみです。) バイク車体装着例(スズキ TEMPTER/ST400V)
もちろんバイクに装着せずともお使いいただけます。 職人さん、作家さん、整備士さんなど、細かなカスタムも行えます。 お気軽にご相談ください。 色(ポケット、ベルト)・サイズもお選び頂けます。 工房までお越しいただければ豊富なラインナップの革を直接お手にとってお選び頂けます。 定番モデルに新ラインナップ誕生! 『CC-17』 -coin case- material: 牛革(クロム鞣)/ 漆(黒呂)/ 柿渋(富山県産)/ 真鍮(手打ち鍛造) / 鹿人工腱(糸) ジッパーには私がパリで直接買い付けてきた『riri社』のものを使用しています。 スイス製のとても精密な作りをした最高級ジッパーです。 西欧ではこのriri社のジッパーを使わないと一流ブランドとして認定されない、という事実の裏には 金属製にもかかわらずこの細密さ、そして滑らかさと強度を兼ね備えているという点からでしょう。 本漆で染めた最強度の革にふさわしく、マッチする組み合わせ。 実際にお手に取ってご覧いただければご納得いただける事と思います。 <取扱店> K.A.A.S そんぱだ (クリックでアクセスページへ飛びます) パリの問屋にて。
Merci pour vos conseils, José et Luis. 『時を携える』 -beside of moments- <A5システム手帳・セミオーダー(注文可)> material: 牛革(ハーマンオーク社サドル<内>、クロム鞣革<外>)/ 漆(黒呂)/ 柿渋(石川県産)/ 真鍮(手打ち金具)/ リフィル金具(クラウゼ社/ドイツ製) セミオーダーメイド「変更箇所:名刺ポケット、内革」 MLWKの製品は部位により様々な革を組み合わせて一つのアイテムを作成しています。 外革には「鎧」であることの条件として「守る」ことに特化した性能が備えたクロム鞣の革に、 独自の技法による漆染めを施します。 そして内革には可塑性や質感を追求するべくタンニン鞣しの革を用います。 タンニン鞣しの中でも様々な特徴があるので、オーダーメイドの場合は お客様のイメージに合わせた革をこちらでお選びいたします。 様々な鞣し、産地、タンナーの革を常備し、臨機応変に使いこなすのもMLWKならではのこだわりです。 革はもちろん、金具にも特別な配慮があります。 真鍮とは銅と亜鉛の合金です。 その配合率によりその特性は変わります。 適切な配合率の金具が存在しない場合は私が一からお作りしています。 上:強度を持たすため亜鉛の配合を上げた真鍮無垢材を手打ち鍛造により成形。仕上げは鏡面まで手磨きしています。 中:片上留、真鍮駒、ロック付きスライダー、綿テープというビンテージジップの手法で作られた日本製ジッパー。 下:黄銅の輝きが美しく、経年変化と共により一層濃い金色に輝くイタリア・フィオッキ社製ボタン。 同じ革でも一手間かけるだけでその特性は変わります。 開いて真ん中の金具の両端に広がる当て革。 これも同じハーマンオークレザーですが、見た目からして質感が異なります。 革の表面を濡らして柔らかい布で入念に磨き上げます。 そうすることで革の表面の繊維が締まり鏡面となり、傷はつきやすくなりますがその裏にあ革の変形を防ぎます。 ピッチ(縫い幅)にも美しさと機能性、革の厚みに対する耐久性を考慮し部位によって変えています。 それに伴い糸の太さも変わります。 上:塗料や溶剤を使わず、日本古来の染料である柿渋で幾度となく磨かれた木端(革のヘリ)。 柿渋は繊維を引き締めるだけでなく、湿度やカビから守る役割を持っています。 磨いては削り、磨いては削りを繰り返して末端を整えていきます。 下:手帳はA5サイズですが、A4サイズの書類を折らずに収納できるポケットが設けられています。 <後述> オークでじっくりと鞣された革、ハーマンオークレザー。 手帳を開くたびに樫の香りが広がります。 程よく熟成されたバーボンを片手に、 いつかまたゆっくりとお話ししたいお客様でした。 |
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Kei Arabuna /ケイ・アラブナ Archives
June 2022
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